Kファイル╱スポーツ・ドクトリンNO.311:IOCに次いでMLBも電通の餌食になるか
Kファイル╱スポーツ・ドクトリンNO.311:MLBもIOC同様に電通の餌食となるか
無断転載禁止
河田弘道
スポーツ・アドミニストレイタ-
スポーツ・アドミニストレイションの基軸は“Justice正義&Fairness公正
日本にスポーツ・アドミニストレイション論の必要性を紹介
日米で実践してきたスポーツ・アドミニストレイターの先駆者
(プロフィールは別途ご検索下さい)
読者からの便り
河田先生
ブログ310号拝読いたしました。
25歳ルールに例外があったことは想像できましたが、いったんマイナー契約を結んでから、「国際ボーナスプール」なる2段階目としてメジャー昇格させる方法が控えていたのには驚きました。このルールの存在、そしてマイナー契約時にそれをつかって1年目からメジャー25人枠に入れる、ことを契約交渉時に伝えることは各球団フロントには至難の業(やると違反行為)でも、大谷選手、というスポークスマンを使えばドジャースには簡単ですね。
他球団が「あの手を使うんだな」と不文律として口をつぐんできても、選手間のコミュニケーションとしてそれを伝えられるのはドジャースだけ、現地メディアでドジャースが批難されていた理由がわかりました。そして元はといえば、その手法はエンジェルスが大谷翔平選手に用いたもの、それまで多くの、NPBからFAでメジャー契約を結んで渡米した選手が、スプリングトレーニングの時期に無理をしてリズムを崩してきた中、MLB 1年目に大谷翔平選手が3月いっぱいを使って、全く焦ることなく調整に徹することができていたのはそういうことだったのか、と目から鱗が落ちる思いでした。
まあ、あの大谷選手のことですから、エンジェルス1年目、仮に開幕AAA(3A)になってしまったとしても、ぶれることなくMLB昇格を目指してやるべきことをやったとは思いますが、今回の佐々木選手はそうではなさそうですから、口約束であっても、「あるレベルの保証」は欲しがったのだろうと邪推してしまいます。
NPB時代にまともにシーズン通して先発ローテーションを守ったことがない佐々木選手、アンドリュー・フリードマンは今シーズン投手として復帰予定の大谷翔平選手の負担を減らすため、くらいの見積もりだと思いますが、打者として活躍する大谷選手と違い、投手1本でこれからMLBを生きて行こうとする佐々木選手はそれで大丈夫なのか、とくにほかのMLB投手たちから悪い印象を持たれはしないか?と少し心配になります。
移籍さえできて、メジャーで投げられればいい、というところをゴールにしてきたでしょうが、ここからMLBでどうキャリアを積んでいくのか、という視点で考えたときに、佐々木選手とその取り巻きには、一抹の不安要素を感じます。Kファイルは、このようなTV、マスメディアが全く報道、公開しない、隠された重要なポイントを指摘、公開してくれるのは専門知識のみならず、情報の重要性から真実を知る事が出来る大切なバイブルです。
Kファイル愛読者(現大学教員、元MLB球団スタッフ)
⚾著者からのお知らせ
日本の野球ファンのみならず、業界の方々は、1月、2月、そして3月の長文Kファイルをご笑読頂き目が覚めたとの多くの反響を賜り改めてお礼を申し上げます。やはり読者の皆様には、予備知識が在られるか否かで読後感もご意見も異なる事は十二分に理解致しております。
著者は、時事の出来事に沿った各Kファイルのお題目を決めるに当たり、その中身の基準を何処に置くかを非常に悩む次第です。Kファイルは、著者の志からいつもどの様な知識、見識をお持ちの読者の皆様にも分かりやすく、著者が講演をしている会場でお聞きして頂いている感覚と口調で書かせて頂いています。
著者は、本原稿を書くに当たり多くの資料を集めて準備をするような事は致しません。何故ならば、そのような手法は、私の性格に合わないからです。タイトルを決めると自身の実践経験、専門知識、自身の人間関係に基づく情報ネットワークから得た知見を基に、既に記憶野に収納してあるチップ(引き出し)を開け、ワードで文章化するだけです。ただ時系列、誤字、脱字、文法上の誤り等は、プロの物書きではありませんので発生して当然だと理解していますので、平にお許しください。
読者の一部の皆様には、針の穴を突く様な方々もおいでになるかと思いますが、そのような方はkファイルは向かないと思われますので、ご遠慮ください。私は、いつも申し上げます通り字を書いたり読んだり、語彙も豊富でありません。幼いころから勉強は、得意ではありませんでしたのでご理解下さい。読者の皆様からは、いつも大変分かりやすく読みやすい、等のお褒めの言葉も頂いています。著者のお伝えしたい事を理解して頂けている事は最大の喜びであります。
ご紹介致しております「読者からの便り」では、米国の業界、日本の業界にも通じ、特化された専門的なキャリアをお持ちの方を紹介させて頂きました。しかし、この様な方であっても、ご専門以外の複雑怪奇なMLBの利害、利権が大きく絡み合ったパズルは非常に難解なようです。ましてや、日本の野球ファン、一般の視聴者、読者の皆様には、難しい事とお察しいたしています。
著者は、スポーツ・アドミニストレイターの立ち位置で、あるレベルの見識をお持ちの方々が疑問に感じられる問題に関してはできうる限り隠された部分の蓋を開いて通る所存です。それにより読者、視聴者の疑問、理解と認識に役立てれば、この上ない喜びであります。また、大学の教授職、大学生、大学院生の方々からの読後感、ご意見も大変多く寄せられています。それらは、大学の要職(教授職)に在られる一部教員が、「Kファイルをコピッペして、その教員の言葉に置き換えて講義、授業、ゼミ授業で、あたかも自身が実践した経験があるかの如く利用、活用しています」とのご報告を頂いております。著者は、この様にご報告を下さった方々には感謝の意を伝えています。それら個々の大学内の実態と資質が眼に浮かびます。
■日本の大学で使用しているスポーツ・アドミニストレイターは偽りかも
この現実と実態は、我が国の大学に文科省、スポーツ庁の名においてスポーツ・アドミニストレイターなる管理職名を置くよう指導した事により、大学管理者、経営者はお上のご指導なのでとばかり、全くその学問にも特化したことも学んだことも無い大学教員に名ばかりのスポーツ・アドミニストレイターなる役職の肩書を与えているのが現実です。その根拠は、明確でありません。
各大学の管理者、経営者は、恥も外聞も捨てパクリ屋さん達である事を寂しく感じ入る次第です。よって、この様な事が大学内の教授職の教員達が、Kファイルのコピーを学生達に切り売りしている実態を耳にしましても驚きもしませんでした。今や、大学の受講生たちがKファイルの存在と重要性を理解している事に講義を行う教員達が気付いていないとは、本当に情けない日本の大学教育の現場である事を読者の皆様にご紹介させて頂きました。このような行為が日本の大学と言う名の最高学府で行われている事を鑑みても教育の資質が低下して行ってしまった根拠をこの様な実例からも明らかなようです。大学教員達の職務規定に於ける、職責、責務はどうなっているのでしょうか。
著者は、非礼な方法が用いられていても、若者達にKファイルの重要性が伝わる事に大きな意義を感じています。若者達に役立っているならそれに優る事はないと確信致しています。
この度も長文となりましたので、どうかお疲れになられませんよう深呼吸等を入れながらご笑読下されば幸いです。
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⚾真実は時間と共に露呈⚾
先ず初めに
Ⅰ.訪問面談のMLB球団の選考基準が不明
■佐々木郎希選手が此処に至るまでの概要
■MLBの代理人の業務とその責務
■日本のNPBには、代理人制度はあるか
■代理人に成れる条件をNPBは、以下に定めた
■電通と佐々木郎希選手の関係
■電通と山本由伸、ダルビッシュ・有選手との関係
⚾ドジャース球団は日本企業のスポンサーボードでバブル化
NHKのMLB独占生中継と電通の関係
Ⅱ.佐々木郎希選手の8球団との交渉は如何に
エイジェントとマネージャーの分業体制
MLB球団との面談で聞えて来る腹話術の正体
まとめ
2025年4月24日 木曜日 公開
Kファイル╱スポーツ・ドクトリンNO.311:IOCに次いでMLBも電通の餌食になるか
無断転載禁止
⚾真実は時間と共に露呈⚾
先ず初めに
KファイルNO.310をご笑読された読者の皆様は、プロ野球選手を取りまく関係者達の経営、指導、運営、管理が如何に大事かを理解していただけたのではないでしょうか。また、皆様に於かれましては、MLBに関係するあらゆる関係者及び日本プロ野球機構(NPB)並びに選手会、球団、ファン、社会への共存共栄の精神とその誠実な心に欠けている事に気付かれたのではないでしょうか。これらは、日本のTV、マスメディアの報道からのみでは真実をつかみ取る事が如何に難しいかについての素朴な疑問を持たれた事と思われます。
佐々木郎希選手は、プロ野球選手としてロッテ球団を利用してポスティングで退団、プロ野球選手組合も早々退会して現在はMLBでプレイしています。そしてMLBのLA・ドジャース球団とは、アマチュア資格者になりすましてのマイナー契約(本来マイナー契約は国際アマチュア資格選手にのみ与えられる契約内容)を果たし、其の後、MLBのドジャーズ球団の推薦(一軍監督)により2025年春キャンプへの参加、次に一軍監督の推薦により球団は、佐々木投手をMLBの球団40人枠に入れてメジャー契約を交わし、同時に開幕戦の25人枠に登録して、東京シリーズの対シカゴ・カブス戦の第二戦に先発登板させたのは、つい先日読者の皆様もご承知の通りです。
これまでの佐々木選手の日本国内での行動は、入団初期からLA・ドジャース球団入団への準備をマニュアルに沿った内容であったと言われても仕方のない事なのかも知れません。読者の皆様は、前回のKファイルからどのような思考を働かされましたでしょうか。心中の交通整理をされましたか。
この度は、前回の予備知識を基にして、スポーツ・アドミニストレイターとして実践編を皆様と共に解説を加えながら、生々しい実態をお伝えできればと思います。どうか読者の皆様は、個々の創造力をMAXのレベルに上げてベイスボール・アドミニストレイターとして、交渉の手口並びに実務をイメージされて下さればより一層スポーツ・アドミニストレイションに興味が湧いてくるかもしれません。
尚、本編の根拠は、著者の直接、間接的に入手したソース(Source,情報源)を元に著者自身の経験と体験を加味しながら私見としてまとめたものです。著者自身がそこに立ち会っての事でないことを理解した上でご笑読頂ければ幸いです。
■佐々木郎希選手が此処に至るまでの概要
佐々木郎希選手は、千葉ロッテ・マリーンズ球団所属時は正真正銘の日本プロ野球機構に所属するプロ野球選手であった事を先ず明記させて頂きます。同投手の言動、態度は、この時点から契約したプロ野球選手らしからぬ、非常にグレイな行動と行為が業界、ファン、社会に奇異な感じを与えていたのは事実です。此のことは、嘗て近鉄バファローズ球団に所属し、数々の実績を残して任意扱いで退団し、MLBのLA・ドジャーズ球団と契約しヒィーロ―となった野茂英雄選手とは、異質な問題であります。
佐々木郎希選手とロッテ球団の間で何らかの話し合いが成された後、ロッテ球団は、佐々木選手をポスティングによりMLB移籍を容認されたようですが、その正式な球団の発表、コメントは少なくとも著者は、確認できていません。佐々木選手は、MLBに移籍する為のMLBの代理人資格を持ったジョセフ・ウルフ氏と契約をしました。しかし、自ら発表されたのではなく、マスメディアを通してマスメディアが公表したと理解しています。佐々木選手は、この様に自らの口から公表するのでなく、常にだれかに操られているような対応、様子に思えてならないのは、著者だけなのでしょうか。
また、日本国内に於いては、佐々木投手がロッテ球団と契約をした時点から既に同投手には、マネージャーが居てそのマネージャーは広告代理店「電通」の人間であるかの噂が実しやかに流布していたのも事実でした。しかし、佐々木本人もロッテ球団、ましてや電通も一切の情報公開をされませんでした。この様な噂がロッテ球団在籍中消滅することなく、より一層増幅し退団への加速度が現実となったのでした。同選手の本業は、入団当時と変わらずプロの選手とは程遠いやる気があるのか、無いのか分からない態度で過ごしてきた事から、日本国内に於いての彼への評価の大半は、爽やかとは言い難い暗く陰湿なイメージが定着してしまった大きな要因の一つであると著者は理解する次第です。
このように高校卒業後、社会人となった1プロ野球選手がこのような振る舞いとその周りの人達が扱いをするのは、嘗ての江川卓投手(法政大卒)以来ではないかと感じてならないのです。読者の皆様は、同選手に好感を持たれていますか。
このような状況下に於いて、佐々木郎希選手のMLBのマイナーリーグ契約を結ぶに当たっての球団選びが始まったのでした。当初、代理人のジョセフ・ウルフ氏は、約20球団が佐々木選手に興味を持っている事の情報を公開しました。その後、佐々木選手側は、実質8球団に絞り訪問面談を受けるに当たり各球団には宿題を配布しコミュニケイションを取り始めたのでした。
それらの球団は、①LA・ドジャース球団、②サンディエゴ・パドレス球団、③NY・ヤンキース球団、④NY・メッツ球団、⑤シカゴ・カブス球団、⑥SF・ジャイアンツ球団、⑦TX・レンジャーズ球団、⑧トロント・ブルーゼイズ球団でした。これらの情報は、読者の皆様もご承知の事と思われます。
■MLBの代理人の業務とその責務
代理人の事を「エイジェント」と呼ぶことは、もうすでに読者の皆様もご承知の通りです。MLBの選手達は、球団とビジネスに関わる事を直接的に避けて代理人、代理人が所属する組織と契約をする事がプロ競技スポーツの世界であり、これが一つのプロ選手としてのステイタス(Status:地位や象徴を意味)にもなっているのも事実です。本来MLBに所属する場合、選手達は、代理人を持つ事が定められているわけではありません。昔から、MLB選手で代理人を持たず自ら球団と交渉する選手が居る事も確かです。しかし、近年は、MLB、球団、ルール、等がビジネス化なり非常に高度で複雑化した為に、大多数の選手達は、煩わしい交渉事、駆け引き、事務手続き、等々を避けて、本来の野球選手としての職務、職責に集中する為に代理人を使用する事が定番化しています。
⚾ 代理人の業務
MLBの代理人の仕事は、「選手が球団と最高の条件で契約できるよう交渉、締結する事」が本来のエイゼントの業務なのです。代理人への報酬は、「契約した内容の3%から7%」が近年のMLB界の常識とされています。よって、代理人は、大型契約を結ぶことに全力投球を惜しまないのです。中には、25%もの代理人報酬を取るあこぎなエイゼントもいます。
MLBの代理人は、誰でもがなれて看板を掲げられるわけではありません。此のことをあまり日本に於いては、報道された事はありません。MLBに於いても代理人は、星の数ほどいるのです。また、規模に於いては、個人経営者から大きな会社、企業組織として巨大な一大コンチェルンを形成しているケースもあるのです。
⚾ MLBの代理人資格
MLBの代理人は、資格制度がありその資格のライセンスを発行するのは、「MLBの選手組合」なのです。読者の皆様は、全くご存じでなかったと思われます。例えば、もし読者の皆様にMLBのエイゼント資格を取得されたい方が居ましたら、著者にご相談下さればご指導いたします。そんな難しい事ではありません。しかし、その為には、英語の読み書きができ話せて基本的な野球に関する限定的な知識が必要であります。此れをMLBの選手組合の代理人資格認定者は、あなたの能力を審査、確認します。次にあなたは、1人以上の大リーグ選手を確保している事がキーとなります。これらが、MLBのエイゼントに成る為の前提条件です。
■日本のNPBには、代理人制度はあるか
これは、スポーツ文化が薄いと申し上げて過言でない我が国に於いては非常にお粗末極まりない実状であります。著者は、以下の様に記憶、認識している次第です。
確か、1992年に当時ヤクルト・スワローズ球団所属の古田敦也選手が契約交渉に於いて初めて代理人(当時辻口信良弁護士、元大阪弁護士会副会長)による交渉を球団に申し出たケースがありました。此れを当時スワローズ球団は、確か却下した記憶があります。その理由は、何んと「選手と球団の信頼関係が揺らぎかねない」でした。この球団の根拠は、私には意味不明でした。このように交渉事は、野球選手本人とのみと直接的に行い第三者の介入は認めないと協約にも明記されていたのです。此の協約による球団経営者の利点は、交渉能力、法的知識のない選手との交渉は球団経営者の主導で運び、球団側の圧力も掛けやすい事は言うまでもないことです。球団側に取りましては、選手に何とでも言い含められる、まさに赤子の手をひねるような事です。此の協約は、その昔東京読売巨人軍が主導で草案されたと聞き及んでいます。
その後選手側の努力により日本に於いては、選手組合を発足させ、1999年の確か暑い夏の8月にNPBとの労使交渉の結果「弁護士資格を有する者の同席を認める」との条件付きで認められたのでした。これも最初に古田選手と辻口弁護士の勇気ある行動が無ければ誰もが意見も行動も起こさなかったと著者は理解致しています。しかし、最後までこれを認めなかったのは、東京読売巨人軍の渡邉恒雄オーナーでした。渡邉氏は、基本的に野球選手、監督、等は「男芸者」と公言してはばからないお方であった事は読者の皆さんもご承知の通りだと思われます。渡邊氏が2004年にある事件に関わったとされる事をきっかけにオーナー職を辞任して、東京読売巨人軍も代理人交渉制度を認めた次第でした。
■NPBは、代理人資格を以下に定めた
①
日本弁護士会所属の日本人弁護士である事。
②
1人の代理人が複数の選手と契約するを禁止。
2024年8月からNPBの上記定めに対して独占禁止法第8条第4号に抵触する恐れがあるとして、公正取引員会は、日本プロ野球機構(NPB)に対して文書で警告しました(2024年9月19日付)。
これにより現在、NPBは、腰砕けとなり本件に付いては明文化されているが何の効力も無い飾りにしか過ぎないようです。これに対して、選手会も何も問い質さないという団体の様です。
此のことは、今回の佐々木郎希選手のロッテ球団に対する態度、行動にも大きな影を残している要因の一つではないかと著者は推測致している次第です。
■電通と佐々木郎希選手の関係
本件に付いては、未だ双方から情報公開はなされていません。国内での情報は、何処からともなく自然発生的にマスメディア、業界、球団関係者から流布していると申し上げた方が適切なのかも知れません。
著者の耳に入って来ているのは、佐々木郎希選手はロッテ入団当初より会社を設立し、そのマネージメントを電通の関係者が手伝っている云々の噂が実しやかに流布していた事を記憶しています。当初は、そのマネージャーは佐々木個人の会社設立、そしてCMスポンサーの獲得による資金の調達(主に最初は、電通のクライアントでもあるロッテ商品のCM出演から手掛けたようです)を目的として活動を始めた様子でした。
この度、このようなロッテ球団をポステイングで退団し、MLB球団のマイナーリーグと契約するに当たり退団した事により、佐々木選手とマネージャーの行動が日本国内から米国に移行した事で隠し事は通じなくなったというのが、著者が知った経緯でありました。我が国は、隠蔽体質の社会構造の様です。
著者が得た米国情報によりますと、佐々木選手のマネージャー役の酒井智基氏は、日本の広告代理店電通のスポーツ局に所属する人物であるとの事です。そして、佐々木選手のビジネスに関しては、マネージャーとしての肩書で行動され、電通のバッチ(歯車)は外されて行動されているという事の様です。それでは、何故佐々木選手にMLB資格を有する代理人のジョセフ・ウルフ氏を付けたかの素朴な疑問が著者の脳裏に浮かびあがったのも自然な事であります。聞えて来る米国からの情報では、公式の代理人のJ・ウルフ氏とマネージャーの酒井氏は、業務分担を最初に行って、これに対してJ・ウルフ氏(ワッサーマン・エイジェンシー副社長)に意義が無かったので酒井氏(電通)側は、本ビジネスに最適、好都合な代理人として佐々木郎希選手のMLBの代理人として電通のおめがねに適った代理人であったのかも知れません。
ウルフ代理人の業務は、佐々木選手の球団との契約にのみ特化し、後は全て電通の代理のマネージャー氏の指示通りに言動、行動をする事の様に思えてならないのです。よって、代理人の報酬は、佐々木選手の契約に関する5%が代理人報酬となり、代理人はこれに同意していると思われます。通常は、この代理人の5%は、マネージャーの酒井氏(スポーツ局、電通)と折半とするのが常識です。しかし、電通に取っては、この折半の報酬が目的ではないはずなので酒井氏の取り分となっているか否かは知る由もありません。
確か、大谷翔平選手と代理人との関係もこの形態の様に思えてならないのです。その根拠は、昨年の水原一平氏の事件時に殆ど代理人は表面に出ず、通常のMLBの代理人の行動とは異なる動きであった事から契約のみに特化した代理人契約にしているのかも知れません。
■電通と山本由伸、ダルビッシュ・有選手との関係
山本由伸選手は、佐々木郎希選手、ダルビッシュ・有選手と同様にMLBの代理人はジョセフ・ウルフ氏(ワッサーマン・エイジェンシー副社長)です。此処で山本選手と佐々木選手の違いは、山本選手は25歳ルールの正攻法で堂々とポスティングを活用しMLB球団との移籍契約交渉であったのです。
その交渉役は、J・ウルフ氏でした。ウルフ氏は、超ビッグな契約をLA・ドジャース球団と締結し成功を収めたのです。その為に代理人には、契約の5%が報酬として入り、契約金と同額の約100憶円は、山本由伸選手の所属球団にポスティング料として支払われたのです。山本選手の所属球団のORIXは、最高経営者の方針で電通が仲介に入るのを好まないそうで、山本選手は、その後契約交渉はJ・ウルフ代理人にお願いして、スポンサーシップ、等のマネージメント(マーケティング)は、酒井氏(電通)に委ねているようです。その証として、山本選手のTVCMが日本で既に流れているようです。
この様な事から、ORIX球団は、今後現在二人の優秀な若手投手が控えているので選手が25歳になるまでロッテ球団の様な事はしないとMLBの球団経営者達は、理解している様です。宮内義彦氏(ORIX最高経営者)は、日本財界のトップの一人であり実業家のみならず、投資家としても海外に名の知れたお方なので、当時イチロー選手のシアトル・マリナーズへのポスティング経験からも筋の通ったやり方で今後もビジネスを遂行される方とお見受け致しております。
⚾ドジャース球団は日本企業のスポンサーボードでバブル化
ドジャーズ球団の日本企業スポンサーシップが全て電通経由であったならドジャーズ球団は、佐々木投手のメジャー確約が裏で成されていたのでないかと他球団から揶揄されても仕方ないかも知れない。佐々木郎希選手は、ロッテ球団入団以前からドジャース球団のスカウト活動が激しく、この様な噂が米国の現地で絶えない事から、MLBは、調査をしたとの報道もあった。この度のドジャース球団入団時に於いてもMLB球団、米国マスメディアからの疑念が止まず、MLBは佐々木郎希選手及び代理人、ドジャース球団側に調査をしたとの報道があったが、「ハイ、そうでした」と名のるバカは居なかったという事の様です。此れについてのMLBコミッショナーからの告知は、なされていないと理解しております。
ドジャーズ球団のスタジアムの日本企業名のスポンサーボードは、大谷翔平選手の商品価値であり、山本由伸選手、佐々木郎希選手の商品価値は大谷選手の足元にも及ばない。もし電通がドジャースの日本企業スポンサーの独占販売権を取得、保有しているならば、大谷、山本、佐々木選手達のCMスポンサーも電通が独占販売権を持っていると指摘されても仕方あるまい。
この調子で電通が、ドジャーズ球団の独占販売権を担保するならば、ドジャースティームがホームゲイム以外の遠征(アウエイ)でのホスト球団のスタジアムにドジャース球団同様な日本企業のスポンサーボードが限りなく多くなることは、一般のファン、視聴者ならだれでも気付く事です。此れは、嘗て松井秀喜選手(NYY)がヤンキーズに在籍時代に突然球団が日本企業の広告ボードを此処かしこに増やした事が前例になったようです。
この状況が今後続くようでは、ドジャースのみならずMLBの30球団が電通と独占販売権を結ぶ日もそう遠くはあるまい。
電通は、1984年のLA・オリンピック大会での独占スポンサーシップ権を獲得して世界のスポーツマーケティングに革命を起こしたことをきっかけに、IOC(国際オリンピック委員会)の独占マーケティング権を手中にして以来、今日では、商品価値の高い競技スポーツ団体の独占マーケティング権を持って、オリンピックの理念を汚してしまった事は、読者、視聴者の皆さんは既に前回の東京オリンピックで十二分に味わったのではなかったのでしょうか。
今後、電通の次なるターゲットは、MLBの「オフィシャルマーケティング・エイゼント」として、独占契約をする方向に流れて行くのではないかと著者は、推測致している次第です。読者の皆様は、何をイメージされるでしょうか。よって、電通は、このドジャーズ球団、山本、佐々木とパドレス球団、ダルビッシュ・有選手のビジネスを足掛かりに、黒子でマーケティングを潜行開拓しMLB、球団経営者の人間関係の構築に現在は心血を注いでいる時期なのかも知れません。また選手会(組合)とは、摩擦を避ける為にもMLBの代理人を意識的に使用している事が透けて見えてくるのです。
この様な動向は、MLBの経営者達が気付かない訳は在りません。この度の佐々木問題は、LA・ドジャーズ球団以外の7球団(パドレス、ヤンキーズ、メッツ、レンジャーズ、ジャイアンツ、カブス、ブルーゼイズ)が、事を荒立たせなかった根拠は、此のあたりにあると著者は洞察せざるを得ないのであります。
■NHKのMLB独占生中継と電通の関係
読者の皆様は、ご承知の通りNHKは国民から受信料を聴収して運営、管理している唯一の公共放送です。NHKは、MLBを生中継する為の独占放映権を持っている日本国内のテレビ局です。他の民放局は、MLBの中継をNEWS報道として確か3分間は放映できる規約があったと理解しています。NHKは、ご存じの通り公共放送でありコマーシャルタイムは一切使用できません。これによりドジャーズ球団の試合中継では、特に大谷翔平選手のプレイ、次の山本選手、佐々木選手のプレイには必ずホームプレイトのアンパイア―(球審)の後ろの移動式コマーシャルボードは、日本語の文字にスイッチオンされています。この宣伝効果を読者の皆様は、数値化された事がありますか。或いは、此のボードに気付いた事はありますか。何故ならば、NHKは、試合開始から終了までLiveで中継し、コマーシャルは一切入れないので、この試合中の日本企業のスタジアムのコマーシャルボードの価値は莫大な金額に換算されることをお忘れなく。
それも他社のCMが一切入らないNHKの近年のゴールデン番組なのです。この広告価値とドジャーズ球団に入る企業からの広告収入は、天井知らずで大谷選手の契約金額を既にペイオフしたと言われる所以なのです。
此のことからも電通が、LAドジャーズに日本のスター選手を集めてMLBのビジネスの足掛かりに力を入れ始めた所以がここにあると申して過言ではないのです。この電通ビジネスにTVメディアとして最大の加担しているのは、NHKなのでした。ドジャース球団をスポンサーしている日本企業は、NHKの連日の独占放映には感謝してもし切れないでしょう。その根拠は、他のTVCMが全く除外され、生の映像から企業名が大谷選手と一緒に送信されて来るからです。その上、NHKの放映なので、日本企業は、NHKにCMTimeの料金を払う必要が無いのです。ご理解頂けましたでしょうか。
もし、NHKがMLBの独占権を電通から買っているのであれば、莫大な金額でNHKは電通から購入させられていると確信する次第です。しかし、この公共放送のNHKは、これを幾らで購入しどの様な費用対効果のもとに適正な価格で購入しているか否かの審査の情報公開を今日迄著者は、お見掛けした記憶がないのです。此れは、相当な放映権料で買わされているか読者の皆さんには知る権利があるのではないでしょうか。そして、その権利料は、何処に支払われているかを国民と社会に知らせる義務がNHKにはあると思います。
読者の皆様は、本件を如何に理解されていましたでしょうか。その為にもNHKと電通は、どのような信頼関係を日々構築しているのか、社会経験が豊富な読者の皆様であれば、容易に想像がつくのではないですか。国会議員達の「商品券」など可愛い子供へのお年玉のようなものかもしれませんね。
電通は、MLBと今日迄ビジネスで関わっているのは国際放映権(特に対日、NHKへのセールス)及びWBCのマーケティング・ビジネス及び放映権に深く関わっているとお聞きしている次第です。よって、前回のWBCの宮崎キャンプには、大谷翔平選手、ダルビッシュ・有選手が個々に特別プライベイトジェットにより現地入りしたのも商品価値を他の選出された選手と比較した、パフォーマンスだったと言えるのかも知れません。選手達は、そこまで考えていたとも思えず何処かのお金持ちの企業がアレンジしたと想像していたのかも知れません。
⚾エイジェントとマネージャーの分業体制
ジョエル・ウルフ氏は、ワッサーマン・エイジェンシー社の副社長の肩書を持つ代理人で、ダルビッシュ・有選手、山本由伸選手のエイゼント(代理人)でもあります。代理人業務は、既にご説明した通りであります。しかし、この度の佐々木郎希選手と山本由伸選手への代理人としての業務は、他のMLB選手のそれとは異質である事です。その根拠は、代理人としての業務が限定的である事がこの度明らかになったことです。その理由は、佐々木郎希選手のMLB活動に関しては、二つの異なった人物と個々の人物が所属する組織の存在がある事です。
その一人がジョエル・ウルフ氏(ワッサーマン・エイジェンシー社)でありもう一人が酒井智基氏であるという事の様です。此のことは、既に本年1月の佐々木郎希選手がMLBのマイナー契約をするに当たり、MLBの8球団から面談の申し入れがあり、面談開始前に既にウルフ氏と酒井氏の間で業務分担が成されていた事が明らかになったのです。此処で酒井氏とは、如何なる人物かを理解致さなければ、此れからの交渉は前進しないと、此れは、7球団の殆どの交渉に臨んだ経営・管理者達がそれぞれ頭を悩ませた人物であったのだろうと推測致します。
酒井智基氏は、日本に於いて佐々木郎希選手が高校時代から徘徊されていたとの噂のある人物で、ロッテ球団入団時から佐々木郎希選手のマネージャー役としてマスメディアを通して噂が流布されていた人物の様です。彼は、元来電通のスポーツ局に所属する電通の人間と米国のマスメディア、球団関係者の間でも認識されている人物の様です。著者は、お目にかかった事はありません。
無論電通も酒井氏も「佐々木郎希のマネージャーである事、電通スポーツ局の人間である事」を公開された事は無いと理解しています。このような事実が時間と共に明らかになった理由は、面談当初より双方の面談に関する資料並びに情報は守秘義務があり漏洩できなかったと理解します。しかし、佐々木選手がドジャース球団と契約をする事を発表、その理由も公表した事ことから、他の面談をした球団から佐々木側に対して不信感を募らせ球団がオファーした詳細の内部資料が佐々木側の代理人のウルフ氏及び彼の所属する組織、酒井氏側の電通(スポーツ局)に残す事は、今後禍根を残す問題であるとの事に気付き面接、招待した球団側から佐々木側に提供した全ての機密資料を返還するよう求めたのかも知れません。これに対して佐々木側に関わる代表者達は、申し出を受け入れて事なきを得たと推測する次第です。
■MLB球団との面談で聞えて来る腹話術の正体
通常この手の交渉に際しては、佐々木郎希選手を獲得することに興味がある球団側が球団所在地に招いて交渉を行うのが慣例となってします。この度のビジネス面談も同様で、獲得したい球団側が最高級のおもてなしをして迎えたとも言われています。流布している情報に寄りますとある球団は、このためのセッテイングに要した費用は、2億円に上ったとも言われています。
このような球団にしてみれば、最終結論が「ストライク・アウト」であった事で相当な怒りと不満が鬱積しても不思議ではないという事の様です。
しかし、立場を逆にして観ると、これは著者の私見を交えて申し上げるとこのような球団は、事前の情報の収集と真の情報を得るための努力を怠った事がその最大の要因なのです。この大枚な経費を出費したMLB球団は、日本人選手のスカウティングとリクルーティング活動を非常に甘く見ている球団であると著者は、常々危惧している球団の一つでした。即ち、金の使い方を知らないという事になります。
さて此れからは、ドジャーズ球団以外の7球団のビジネスミーティングを著者の関係者からのソース(Source、此処では情報源)を元に再現致しますと以下のイメージが湧いてきます。
通常この種のビジネスミーティングは、ホスト球団の役員会議室で行うか、球団が信頼している近隣のホテルの会議室を予約して行われます。その部屋では、主賓を招く側と招かれる側が相対する事からテイブルを囲んで行われます。無論本面談には、通訳を介して行われますが双方の通訳がテイブルの何処に位置していたのかは知る由もありません。
■この手の米国式ミーテイングのフォーマットは、球団側からの目線では、左端に佐々木の代理人のジョセフ・ウルフ氏が座り、略中央には佐々木郎希選手が位置し、その右側に電通の代表として佐々木のマネージャーと称する酒井智基氏が座っていたというイメージが正解なのかも知れません。しかし、招待側の重鎮達の目には、佐々木側のその各自の椅子の距離感が佐々木側の距離感と見て取れたのは確かの様です。読者の皆様は、この意味をご理解されますでしょうか。
特に佐々木選手と代理人の距離は、自然な会話ができる距離でなく、佐々木選手のマネージャーの距離と比較して明らかに違和感を感じたのは、佐々木選手が英語が分からないからだけではなかったと理解する方が賢明の様です。此れが会議の部屋での情景と様子が読者の皆様には、イメージできるのではないでしょうか。
このような情景の中で繰り広げられた面談交渉は、事前に佐々木側から球団側に宿題を出されていたようなので、その宿題に沿った順路で球団は本人を前に置いて確認、そして新たな質問を双方でQ&Aの手法で進められたことは、容易に想像できます。
■此処で、滑稽な出来事は、佐々木選手のエイゼントのJ・フルフ氏は、会議の初めと終わりに佐々木選手側として挨拶をしたのみで会議中には、口を開かずであった事の様です。これは、後日佐々木選手がドジャーズ入りを発表した後に某球団の重鎮の一人が不満を漏らした言葉の一つであった次第です。まさに既にご説明致したように本件に関わる二人の佐々木選手の代理人とマネージャー氏の間では、明快な業務分担が成されて本面談に臨んでいる証と思う次第です。即ち、これは佐々木選手本人がこの様な判断が出来るわけもない事は誰も承知しており、佐々木はマネージャーの背広を着た「腹話術人形」である事が明らかになった様です。
佐々木郎希選手を招待した7球団の殆どの出席した重鎮達は、佐々木本人とその代理人と話しても何の意味もなさない事を此処で初めて認識された次第です。要するに電通と直接話をする以外に本件の進展は、無いと漸く気付いたのだそうです。此れでMLB球団の佐々木郎希争奪戦は、佐々木側の最後の2度目のLA・ドジャース球団訪問で幕が閉じられたというシナリオであったという事の様です。著者は、これら7球団の重鎮方は高い授業料を払って日本の広告代理店の仕切り方を少しでも学ばれ次に生かせることを願う次第です。
まとめ
今月も長文となり読者の皆様は、お疲れではないでしょうか。読者の皆様は、大変ご見識が高く社会経験も豊富な方々が多くいらっしゃることを想定して少しキーを挙げて述べさせていただきました。
本kファイルNO.311に於きましては、主に裏で暗躍する広告代理店の電通とその執行と言う表現が適切か否かは別にして、佐々木郎希投手のマネージャーを語る人物が佐々木選手の周りを相当早い時期から徘徊していた事が明らかになって来たことをご紹介させて頂きました。このマネージャー氏の努力と忍耐には、敬意を評させて頂きます。
電通は、日本国内のみならず世界中の巨大なスポーツ競技イベントがある所に電通ありと業界ではよく知れたことです。しかし、この度は、選手個々のマネージメントにまで手を出し始めた事が本件から明らかになったのも事実であります。此れは、個々の選手に興味があるのではなく、選手は一つの駒でMLBの事業への足掛かりを得たと理解した方が賢明だと著者は思考しております。
電通には、目的があるから行動を起こすのであり、そこにあるのはスポーツで金儲けをする事なのです。金の生る木の周辺には、電通ありとは業界の知る所であります。此処で電通を甘く見てはいけません。彼らは、金儲けの為なら何でもやる、という風潮があります。其れは、彼らの企業理念からも理解できる事であります。読者の皆様は、もう東京五輪をお忘れになったようにお見受け致します。
この度は、電通が自らと佐々木郎希選手(山本由伸選手、ダルビッシュ・有選手)、また大谷翔平選手に利益をもたらす行動を起こした為、交渉相手のMLB個々の球団に交渉の余地を与えなかったと言って過言でありません。
電通は、まるで何事も無かったかのように振る舞いながら、これを遂行しました。つまり電通は、佐々木選手を支援する為にそこに居る振りをしているだけなのです。実際彼ら(電通)は、MLB球団に佐々木が望む場所に導いている振りをしていますが、本来の電通の目的は、佐々木ではなく他に得体のしれないプロゼクトがあり、潜行しうごめいていると洞察する方が賢明なのかも知れません。
電通は、東京五輪で大きな事件を起こしある意味信頼を失って来ているのは事実です。FIFA(国際サッカー連盟)は、現在電通に独占マーケティング権(放映権を含む)を与えているようですが、電通離れを起こしている現況を踏まえて、MLBビジネス展開を急速に推し進めている根拠がここにもあるのかも知れません。
只、佐々木郎希選手は、まだ自分に何が起きているのか、起こったのかも知らないのだと思います。しかし、それも無理からぬことであると理解し同選手をポジティブに静観して挙げる事が大事なのかも知れません。如何でしょうか。この様な現実に自らの意思で立ち位置を置いた、佐々木郎希選手の未来に神のご加護があります事をお祈りしています。
文責:河田弘道
スポーツ・アドミニストレイター
スポーツ特使(Emissary of the Sports)
紹介:G-File「長嶋茂雄と黒衣の参謀」発行文藝春秋社 著 武田頼政
本著は、2006年10月発売、翌年完売の為現在はAmazonで中古オークションで入手可能。河田弘道の西武・国土計画、東京読売巨人軍での激闘の日々のドキュメントです。登場人物は、全て実名です。
Kファイル、KファイルNews Comment by Hiromichi Kawada
お知らせ:お疲れ様でした。4月も長文(16094字)となり、読者の皆様は、大変お疲れの事とお察しいたします。二回に分けての掲載も考えましたが、以前愛読者の方からは、内容が濃く非常に読み応えがある文なので一気に読ませて頂きたいので長文でも全く問題ありません、との読後感を信頼する読者様から頂いておりましたので、この度もそうさせて頂きました。
そろそろ季節も本格的な夏に向かっている様子です。此れから暑い夏日、真夏日、猛暑、酷暑の長い季節に向かいます。読者の皆様、ご家族の皆様におかれましては、健康第一でご無理をなされませぬようお過ごしください。深謝
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