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K’sファイルNO.104:中央大学に於けるSAD講義・ゼミ実践活動

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                       K’s ファイル NO.104 :中央大学に於けるSAD講義・ゼミ実践活動 無断転載禁止                                           注: K's ファイルは、毎週木曜日掲載予定                                                                                                                                   写真提供:中大河田ゼミ 読者からの便り~ 河田弘道 様  真夏日 です。 K's ファイル NO.103 号拝読いたしました。本号は河田さんが教授職で取り組まれていた実践活動を読者が知りうる貴重な機会になりましたのでその関心の赴きは何時もに増して大きく、ことに現在教鞭をとられている先生方にとっては活きたスポーツ授業の取組、在り方を学ぶ好機になったのではないかと思います。私は本稿に触発されながら私自身の当時をあれこれ振り返っていました。 多くの内外の関係者の大学スポーツの認識は、 学生自治会 の体育会組織での経験で、したがって「教育活動の延長」という認識が希薄だったこともありますが随分難儀しました。是非ともスポーツの本質を学んでほしいと願うのは私だけではないように思うのですが。それはともかく、河田さんの実践授業に学んでこれから体育スポーツ系大学及び学部の授業革命に繋がっていく事を期待します。次号を楽しみにしております。                                        信頼と絆            中央大学 スポーツ・プロモーション活動   第一期生 3 年間の実践活動の足跡 本プロモーション活動に付きましての記載内容は、先ず第 1 期生の 3 年間の活動を整理しまとめたものです。よって、膨大な各報告書、資料、等に付いての紹介は、紙面の都合で掲載不可能であります事をご理解下さい。 課題: ・ 中央大学 スポーツカレンダーの制作 ・大学 箱根駅伝 を通して、大学スポーツの研究 ★ 活動にあたって(第一期生作成) 今日まで 中央大学 スポーツは数々の種目でトッ プレベ

K'sファイルNO.103:中央大学に於けるSAD講義授業、実践ゼミ活動

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K's ファイル NO.103 :中央大学に於ける SAD 講義授業、実践ゼミ活動 無断転載禁止                 注: K's ファイルは、毎週木曜日掲載予定      125周年記念中央大学リレーマラソン 「襷」    写真:北川外廣志氏提供               信頼と絆             中大河田ゼミのモットー      中央大学スポーツの変革( CHANGE ) 初めに 読者の皆様からは、日本の大学に於いて学生達にどの様な講義、ゼミ演習指導をしていたのかを紹介して欲しいとのご要望が筆者にありました。そこで大学スポーツのシリーズの最後に紹介させて頂く事に致しました。 日本の大学に於いて講義授業に付帯した実践河田ゼミ活動は、強い「 信頼と絆」 をモットーとしてスポーツ・アドミイストレイションを机上の論理のみならず、担当教員の長きにわたる実践キャリアを基に何かを会得する事を趣旨、目的と致しました 。個々のゼミ生達は、実践演習を通してその一端を肌で感じる事が先ず大事と位置付けました。この度は、第一弾で「中大スポーツに光あれ!」、第二弾「河田ゼミ第一期生、二期生、三期生の実践成果と結果」、そして第三弾では、「ゼミ生達の生の体験記」の一例をご紹介します。読者の皆様もご一緒に河田ゼミ生になって戴けたら幸いです。   筆者は、 2005 年秋から中央大学に招かれスポーツ・アドミニストレイション論、スポーツ科学を日本の大学で初めて講義・授業、実践ゼミ活動をスタート致しました。この様な機会を提供して頂きました中央大学には、心より感謝とお礼を申し上げます。そして、日本のスポーツ界に SAD を導入した明確な足跡を大学に残せたことは、今後我が国のスポーツ界に寄与できることを確信しています 。 米国より帰国後は、あっという間に35年間が過ぎてしまいました。 日本国内に於いてスポーツ・アドミニストレイションのプラクテイカルな経験、体験を長くして来た中で、筆者は、日本の競技スポーツ及び、スポーツ・ビジネス、プロモーション、マネージメント、等々を含む分野に於けるスポーツ・アドミニストレイションの必要性を強く肌で感じた次第です。 そこで、将来を担う若者達が

K’sファイルNO.102:米国大学競技スポーツと筆者の基軸

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K ’ s ファイル NO.102 :米国大学競技スポーツと筆者の基軸 無断転載禁止         注: K's ファイルは、毎週木曜日掲載予定   後編:契約社会に於ける罰の重み 1. NCAA ルール違反者への厳正な対処 ①加盟同意の根拠とは 全 NCAA 加盟校は、本 NCAA ルールブック( Rule Book )を遵守する事を宣言して加盟申請を行い厳重な加盟審査を経て加盟許認可を受けています 。よって、 NCAA 規則・罰則、裁定には、絶対的に従う義務があるのです。加盟組織・団体及びその関係者、個人は、組織の一員としてルールブックを遵守する事に同意しているのです。 裁定に異議を持った個人は、個々の権利で司法を活用する事が認められています 。また、勿論学生選手は、ルール内であれば個人の自由は尊重され守られます。 日本の一般社団法人 大学スポーツ協会(名称: Japan Association forUniversity Athletics and Sport 、略称: UNIVAS )は、2019年3月に設立発表されました 。しかし、政府機関のスポーツ庁は、自らの音頭に寄り設立加盟申請をさせ、申請をした大学の数を強調し、国民、社会、大学関係者には、申請した大学は「加盟同意」したかのような印象を招かせる手法は如何なものでしょうか。 設立された協会には、組織・団体としての大義、趣旨、目的の骨子が抽象的な表現のみで、各大学が加盟同意に必要なルール(規則・罰則)、基準も皆無の状態である事です。また、加盟申請に際して、協会は、その大学が加盟基準を満たした大学であるか否かの厳正な審査も無い状態です。 現在の状況は、本連盟を設立した場合どれ程の大学が興味を持つかの予備調査段階との理解と認識が妥当ではないでしょうか。 即ち、組織・団体として運営、管理する基盤のない、云わば「 この指とまれ 」方式では大学競技スポーツの未来が透けて見えてくるように思えてならないのは筆者だけでしょうか。 日本の大学競技スポーツを統括する団体が必要であるという事に気付かれたことに対しては大いに賛同致す次第です 。   ルールは、学生選手、コーチングスタッフ、監督のみに適用されるものではありません。