投稿

1月, 2021の投稿を表示しています

KファイルNO.150:時代と共に本質を失う大学箱根駅伝と大学倫理

イメージ
  K ファイル NO.150 :時代と共に本質を失う大学箱根駅伝と大学倫理 無断転載禁止               毎月第二、第四木曜日掲載予定 読者からの便り 河田様 K ファイル「 No. 148」拝読いたしました。 出来る限り何度も読み返し勉強させて頂いております。 No. 147におきまして「 学友会組織は、全学生達の授業料から学友会費、施設費、として徴収され、運営、管理がなされている仕組みなのです。即ち、全学生は、学友会の各部活のステークホルダー(投資者)なのです。これが母体で学内の部活が運営、管理されている次第です。よって、本来部活の権利は、全学生にもあり、大学が大学スポーツ協会に申請、加盟するに当たっても全学生の同意或いは本来コンセンサスが必要なのです。 」という文面がありましたので、ネットで「とある私立大学」の「入学手続時の納入金」や「学費」などの情報を見ることができました。そこからは、学友会費¥10 , 000、施設設備費¥218、900等、年総額130万円前後の資金を各個人(親)が授業料として負担していることが分かりました。 日本の場合、このくらい資金を毎年(私大なら4年間)捻出しなければ、大学は卒業できない事も確認しました。こんな高い学費を払っているのに唯「遊び」「部活」だけで通っていれば「親に失礼」であるし「お金を捨てている」も同然です。話は逸れましたが、そのような一人一人が納めた費用の中から「部活動」にも充てられているとの解釈でよろしいでしょうか。そして、これらとは別に個々に部費も納めているのでそれであれば、学生達は確かに「集金マシーン」と化していることになります。そして「特別待遇」で入学してくる学生選手達の「小遣い」も「私学助成金」や「一般学生」からの「納入金」で賄われていると理解致しました。 だからこそ「大学スポーツ協会( UNIVAS )への加盟申請」、 [ 箱根駅伝 ] 名を勝手に学連と読売新聞東京本社間に商標権の移転を認め、企業の私物化等に付きましても「個々の大学の一般学生の意見」も聞かなければ「不公平」ということになる事も理解しました。 しかしながら、学生たちは実際に自分たちが納めたお金で部活が運営管理されているという実態が入学時の書類に明記されているだけで何の説明もしない大学、法人の手法にも

Kファイル特別寄稿:日本国内外のK-file読者の皆様へ 2021年1月24日

イメージ
Kファイル特別寄稿:日本国内外の K-file 読者の皆様へ  2021 年 1 月 24 日 無断転載禁 Special Contribution to K-file: To K-file readers in Japan and Overseas January 24, 2021 All rights reserved Thanks I would like to thank all the readers who always read K files overseas. We sincerely pray for your health and safety.   Whether the Tokyo Olympics can be held View as a sports administrator When Japan was selected as the site for the Olympics, Japan and the IOC signed the legal contract that the decision whether to proceed with the Olympics in Japan rests with the IOC. Whether Japanese politicians like it or not, the IOC will decide when to proceed or delay the Games. The decision to host the Olympics belongs to the IOC and must be made as stated in the contract agreed between Japan and the IOC.   The Government of Japan, the Tokyo Metropolitan Government, and the TOCOG (Organizing Committee) should announce that they have submitted a status report (including medical data and information) to the IOC

KファイルNO.149: 大学箱根駅伝とスポーツ・ビジネスの手法

イメージ
  K ファイル NO.149: 大学箱根駅伝とスポーツ・ビジネスの手法 無断転載禁止               毎月第二、第四木曜日掲載予定  2021年  謹賀新年 明けましておめでとうございます。本年も K ファイルへのご理解とご支援を宜しくお願い致します。 2021 年は、特に激動の内外のスポーツ界となると思われます。スポーツは、心身の健康が基軸に在って初めて存在します。 昨年安部晋三前首相は、東京五輪延期に際して「完全な形で東京五輪を開催する事をお約束する」と述べました。政治家は、根拠も無い事を平気で約束、断言する人種である事を証明されました 。昨年来疫病が猛威を振るう中、東京五輪を開催する事が人類と日本国民にとって最善か否かを東京都、東京五輪組織委員会、日本政府は一日も早く高い見識と良識を持って決断・告知をして頂ける事を心より祈念致しております。 K ファイル筆者 読者からの便り~ 小職は、 K ファイル 147 、 148 を拝読させて戴いた後、正月 2 、 3 日の大学箱根駅伝をテレビ観戦致しました。昨年までの箱根駅伝とは全く異なる景色と知的視点でこのイベントを観戦する事が出来ました。何も知らず唯ひたすら箱根路を直走る誠実で正直な日本人学生選手達が不憫にさえ思えて仕方ありませんでした。そして、唯ひたすら不慮の事故が起きない事を願っていました。 何故ならば、この学生、選手達には、傷害保険すら掛けられていない自己負担である事を K ファイルで教えて頂いていたからです。 また、日本語の読み書きも出来ない外国人選手達を留学生という名の下で走らせるためにだけアフリカから連れてきて走らせている大学、大学経営者達、指導者達のその品格と見識の無さを思うにつけて空しく思えたからです。それでも日本の私大教育者、経営者かと怒りさえ込み上げてきました。 誠実に日々勉学に練習に打ち込んでいる正直な学生達を侮辱したアンフェアーな不正行為を奨励している状態を我々日本人は、何も感じなくなったのでしょうか。このようなまともでない歪んだ大人達のエゴと自己中心的思考が罷り通る日本の教育界とスポーツ倫理の貧困さを改めて考えさ