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K'sファイルNO.122:①何故IOCは伝家の宝刀を初めて抜いた

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K's ファイル NO.122 :①何故 IOC は伝家の宝刀を初めて抜いた 無断転載禁止            毎月第二、第四木曜日公開予定 読者からのお便り紹介~ 河田弘道 様 いつも貴重な記事を拝読させて頂いております。私は、初めて K's ファイルの存在を知ったのが、友人の外国人ジャーナリストからでした。自身もジャーナリストを職業としています。日本人で有りながら公開されている記事を存じ上げず恥ずかしい思いをしました。河田さんを知らない内外の業界人は偽物であるとまで言われました。国内外に於いてこれ程までスポーツ・アドミニストレイターとしての実践キャリアを持たれ、特筆された学問的な裏付けキャリアを持たれているにも関わらず、日本のマスメデイアには一切今日も顔出しされないのには、何か確固たるポリシーが在られるのだと推察いたします。 河田様の記事を拝読させて頂きながら、私は、スポーツの TV 、マスメデイアが起用されるコメンテイターの方々の発言内容が軽薄に思えます。僭越ですが、河田さんのように半端でない実践キャリアと理論をお持ちの専門家は後にも先にも日本で唯一の方であると仲間と語り合っています。ご無礼は、重ね重ねお許し頂きお願いがございます。それは、この度の東京五輪のマラソン競技コースが、何故か大会9カ月前に突如強制的に東京から札幌に変更となり非常に不可解に思います。東京五輪が高温多湿である事は、 IOC の医事科学委員会も承知していた事でした。此の場に及んで IOC は、独断で何故告知したのか河田様の見解をお聞かせ願いたいと思いまして、お便りさせて頂きました。本件をテーマにした講演会のご予定は、ございませんでしょうか。読者より~ 筆者からの返信 ご丁重なお便り有難うございます。ご笑読頂き感謝。海外からの K ’ s ファイルへのアクセスが多いのは、海外マスメデイアの方々が日本のスポーツ界の実情、現実の情報を得る為に本ファイルを自社で翻訳され活用しているそうです。日本の TV 、マスメデイアに出るのを拒んでいるわけではありません。小生が TV 、等で発言、発信しますとリアリ

K’sファイルNO.121:②日本文化に「観るスポーツ」が定着する日は訪れるか

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K’s ファイル NO.121 :②日本文化に「観るスポーツ」が定着する日は訪れるか 無断転載禁止             毎月第二、第四木曜日公開予定   筆者からのお知らせ NO.121 は、前回の NO.120 に引き続きまして「観るスポーツ」を理解して頂くためのファンダメンタルな要素をご紹介させて頂きます。経済先進国に於ける人口の約60%の人達は、何らかの方法で競技スポーツに興味を持ち、観て楽しんだり、自ら遊びの領域でスポーツを楽しんでいます。これらの人達がスポーツのよき理解者であり、ビジネスのCOREとなっています 。 K’s ファイルは、皆様の知識として活用して頂ければより一層スポーツを身近で感じて頂けるのでないかと思います。   目次:    Ⅱ.観戦はスポーツしている!ご存知でしたか      1.観るスポーツの発祥と歩み        概念とは      2.観るスポーツの概念と歩み ①スポーツ( Sport )の歩み        ②現代のスポーツ観戦        ③直接的観戦と間接的観戦の違い        ④スポーツ観戦の副産物   Ⅲ.国民・社会は「体育とスポーツ」を混同 1.スポーツって何、体育って何 ①スポーツの概念        ②体育の概念       1)スポーツと体育を混同しない事が賢明        ①我が国の伝統的な体育とスポーツの認識と固定観念        ご参考までに:        予備知識として   Ⅱ.観戦はスポーツしている!ご存知でしたか   1.観るスポーツの発祥と歩み 元来スポーツは、身体を動かすことがその定義の基本とされています。 しかし、長年このスポーツ及び競技スポーツには常にその一喜一憂したパフォーマンスに視線を向けていた観衆、視聴者がいたのは紛れもない事実である事が認められました。 その観衆、視聴者もまたスポーツを楽しんでいるだけでなく、それ自身がスポーツと位置付けたのは、米国の Raider 氏 (1980 年