投稿

4月, 2022の投稿を表示しています

KファイルNO.178:懐かしい中大河田ゼミ生達との実践演習

イメージ
K ファイル NO.178 :懐かしい中大河田ゼミ生達との実践演習 無断体裁禁止               毎月第二、第三木曜日掲載予定           スポーツ・アドミニストレイター    日本にスポーツ・アドミニストレイション論    日米で実践してきたスポーツ・アドミニストレイターの先駆者     (プロフィールは別途ご検索下さい)   読者からの便り 河田先生 昨日までの夏日とは打って変わって今日は肌寒いくらいの一日で御座いました。さて、 NO.177 拝読致しました。先週先生がブログで取り上げておられた憲法9条や日米安保等のテーマは反響が大きかった様で御座います。御紹介されていた読者の感想及びそれに対する先生の御返信にも熱意を感じます。 今回はまたテーマを一新されて学校法人制度改革について御執筆をされていましたが政界・スポーツ界・教育界と先生のブログで考察されるテーマの幅は広大です。本文中で言及されておいでだった「学校法人ガバナンス改革会議」につきましてはその存在自体、寡聞にして存じませんでした。現在先生の K ファイルにアクセスが集中している上に海外からのアクセス件数も増加しているとの事で、今後の更なる御活躍を御祈念申し上げます。 それでは失礼致します。気温の変化が激しい時期で御座いますので体調管理に御留意下さいませ。 読者より ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 筆者からのお知らせ 日本の大学、大学法人の不祥事、事件に伴い文科省庁は、重い腰を挙げての諮問機関、分科会、会議を約 4 年間の歳月を費やしガバナンスの改善、改革に乗り出しました。 K ファイル NO.173 、 NO.177 では、文科省庁の成果に対する報告、疑問と私見を述べさせて頂きました。しかし、私立大学、大学法人側からの強い反発があり、もろくも強い姿勢で臨もうとした「ガバナンス会議の提言書」でありましたが、何度も修正に修正を重ねて、最終的にはあまり変わり映えのしない「緩んだ」内容の提言書を基に、今国会( 2022 年 4 月、 5 月)に提出する運びとなった次第であります。 結論的に申し上げると日本の教育行政機関には、毅然とした高潔で強い倫理観を持ったリ

KファイルNO.177:私大学校法人制度改革に抜け道は必要か

イメージ
  Kファイル NO.177 :私大学校法人制度改革に抜け道は必要か 無断転載禁止           毎月第二、第三木曜日 掲載 予定 スポーツ・アドミニストレイター 日本にスポーツ・アドミニストレイション論 日米で実践してきたスポーツ・アドミニストレイター の先駆者(プロフィールは別途ご検索下さい) 読者からの読後感便り 河田さま こんにちは。 NO.176  拝読しました。 私には「疲れる」といった読後感はなかったですね。むしろ、この重たいテーマをこのタイミングで取り上げた、(適切な表現が思い当たらないのですが)河田さんの勇気みたいなものを強く感じました。それだけ「防衛」に関する言及ひとつによって、その人のレッテル貼り(右だ左だ)が横行するのが、残念な日本の一面ですから。 核大国ロシアがその力を当初からちらつかせて、ソ連崩壊後、核兵器廃棄をせざるを得なかった丸腰のウクライナに軍事侵攻した瞬間、戦勝国かつ拒否権を持つ国際連合の常任理事国中心による統治が無力化したことを深刻に捉えるべきだろうと私は思っていました。 拒否権を持つ常任理事国は、何をしても咎められないわけですから・・ 未だに厳然と残る戦勝国中心の国際秩序の残滓や河田さんご指摘の日米安保条約の不都合な真実の部分など、日本人は自分たちの置かれている状況をもっと冷静に考えるべきだし、その意味では、政府と国民の間の(無知なるが故の)意識ギャップを埋める努力や加えて、どう国を守るのかの議論を積み重ねる必要があるということは全くの同感です。 「核共有」という結論的表現にエキセントリックになるのではなく、議論というプロセスを経て、意識の共有化を図り、何が国民にとって、ベスト、ベターなのかを詳らかにすることが、混沌とした情勢の中では非常に重要な意味を持つのではないかと思います。(本来は、平時にこういったことを実行しておくべきだったのは、もちろんですが) 議論の結果、最後はルールに則り結論を出せばいいわけで、某左派系政党のように、議論すら許さない、とかは、自分の意にそぐわない議論はしないことと同義であって、議員の仕事の放棄を意味し、民主主義の否定に通じます。 日本人のほぼ100%は戦争反対だと思っています。しかし、残念ながら自分たちと同じ価値観を持っている人ばかりでないのも、また真