KファイルNO.150:時代と共に本質を失う大学箱根駅伝と大学倫理

K ファイル NO.150 :時代と共に本質を失う大学箱根駅伝と大学倫理 無断転載禁止 毎月第二、第四木曜日掲載予定 読者からの便り 河田様 K ファイル「 No. 148」拝読いたしました。 出来る限り何度も読み返し勉強させて頂いております。 No. 147におきまして「 学友会組織は、全学生達の授業料から学友会費、施設費、として徴収され、運営、管理がなされている仕組みなのです。即ち、全学生は、学友会の各部活のステークホルダー(投資者)なのです。これが母体で学内の部活が運営、管理されている次第です。よって、本来部活の権利は、全学生にもあり、大学が大学スポーツ協会に申請、加盟するに当たっても全学生の同意或いは本来コンセンサスが必要なのです。 」という文面がありましたので、ネットで「とある私立大学」の「入学手続時の納入金」や「学費」などの情報を見ることができました。そこからは、学友会費¥10 , 000、施設設備費¥218、900等、年総額130万円前後の資金を各個人(親)が授業料として負担していることが分かりました。 日本の場合、このくらい資金を毎年(私大なら4年間)捻出しなければ、大学は卒業できない事も確認しました。こんな高い学費を払っているのに唯「遊び」「部活」だけで通っていれば「親に失礼」であるし「お金を捨てている」も同然です。話は逸れましたが、そのような一人一人が納めた費用の中から「部活動」にも充てられているとの解釈でよろしいでしょうか。そして、これらとは別に個々に部費も納めているのでそれであれば、学生達は確かに「集金マシーン」と化していることになります。そして「特別待遇」で入学してくる学生選手達の「小遣い」も「私学助成金」や「一般学生」からの「納入金」で賄われていると理解致しました。 だからこそ「大学スポーツ協会( UNIVAS )への加盟申請」、 [ 箱根駅伝 ] 名を勝手に学連と読売新聞東京本社間に商標権の移転を認め、企業の私物化等に付きましても「個々の大学の一般学生の意見」も聞かなければ「不公平」ということになる事も理解しました。 しかしながら、学生たちは実際に自分たちが納めたお金で部活が運営管理されているという実態が入学時の書類に明記されているだけで何の説明もしない大学、法人の...