KファイルNO.156: 非力な政治家ほどスポーツ利権を欲しがる要因

K ファイル NO.156: 非力な政治家ほどスポーツ利権を欲しがる要因 注:無断転載禁止 毎月第二、第四週木曜日公開 筆者の視点~ 我が国のスポーツ界は、政治家から独立していない。スポーツ界に政治力がないので政治家を頼るのか。或いは、政治家がスポーツ界を食い物にしたがるのか。 読者の皆様は、何故これ程政治家達が本分を疎かにしてまでスポーツ界に進出してくると思われますか 。 私は、単刀直入に申し上げて「政治家としての力が無いので本業では目立とうとしても目立たない。そこでアドミニストレイション力の低いスポーツ界に顔を出し目立とうとする」とするのでないかと思います。そしてその本音は何かと申しますと「政治家に必要な名誉、スポーツ利権(金)、スポーツ界で名をはせる事による知名度と票集め」とこれらが主たる目的であろうと推察いたす次第です。 嘗て 50 数年前から日本の大学教育機関には、体育学( Physical Education )という分野に運動生理学( Physiology of Exercise )という学問があります。この体育学部には、勿論運動生理学(現:スポーツ生理学、 Sports Physiology )の専門科目が在ります。この科目は、専門科目を専攻し将来専門家としてこの道を極めて行く優秀な人材、及び体育教員を目指す為の専門教養として学ぶ学生達が履修する科目です。しかし、この環境に医学部を卒業し医師の免許を持った中高年の医師達が大学教授として入り込んで来る事に対して、筆者は非常に違和感を感じていた次第です。 これら中途半端な教員と称する医者は、この部門は医者でなければ駄目だろと言わんばかりの言動と態度を持って専攻、履修学生達にネガテイブな烙印を植え付ける状況を醸し出していた気がしてなりませんでした。これでは、体育、スポーツ界からスポーツ生理学者は育ちません。 このことは、即ち政治家がスポーツ界に参入したがる関係に酷似であると申し上げたいのです。このような医師は、医学界では相手にされず唯一医師免許を印籠よろしく、体育、スポーツ教育の場ではこれが見えぬか、お前たちは「医師じゃないだろう」と上から目線で見下し、利権をあさり、教授職を得て医学界と体育、スポーツ界をまたがった中途半端な医師と教授が、丁...